こんにちは、そろり庵のこばやしです。 独立してからあっという間に、 年度末が近づいてきました。 これからの時期は卒業式、入学式、 また結婚式も多い時期ですね。 今回は、披露宴でお召しになられる留袖を ご紹介したいと思います。
ご自身がお嫁入りの時に誂えた 留袖だそうです。 着る機会がなく、 今回初めて袖を通すとのこと。 二十数年ぶりにひろげてみてみると… 朱色の部分(真ん中の亀甲柄のところ)が 派手に見えてしまい、 どうも気になる、とのご相談を受けました。 ■朱色の部分だけ違う色にする 若い頃に作った留袖なので、 派手に思えてきてしまったとの事。 そして一度気になると、 どうもずっと頭に引っかかってしまうのが 人間の性。 私もよく経験するので、 お客様のお悩みがわかります。 もう少し落ち着いた柄の留袖を レンタルすることも考えていたそうですが 気になる色だけ変えることができます、 とご提案いたしました。 お客さまと色味の相談をし、 あまり雰囲気を変えずに 朱色を赤茶色に変えることに。 ビフォアアフター。 後ろ身頃の部分。
朱色の亀甲柄は、ぜんぶで6か所ありましたので すべて色を変えました。 他の部分に色がかからないように、 細かなマスキングを施しての 作業となりました。
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店主・こばやしそろりそろりと、着物を直しています。日々のあれやこれやを、綴ります。 月別
5月 2023
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