こんにちは、そろり庵のこばやしです。 お客様からよくご相談いただくのが、 お手入れをするタイミング。 毎回手入れするのは大変だし、 かといって着た後に何もしなくて良いの? 今日は私がお勧めするお手入れの時期について ご紹介いたします。 ■次に着るのはいつか?を考えよう 前回、着物を着ると 衿と袖口は汚れが付きやすいとご紹介しました。 →こちら ですが。。。! 着物を着るたびにしみ抜きをするのは とても大変です。 しみ抜きに出す手間も、 出費もかかってしまいます。 お手入れのタイミングは、 着用の頻度によって変わります。 まず、着物を着て脱いだ後、 この着物を次に着るのはいつかな?と 考えてみてください。 ■よく着る着物のお手入れ 経験上、衿や袖口の皮脂の汚れだけでしたら ワンシーズンくらいでは変色しないようです。 もちろん保管状況にもよりますが、、、 出番が多い着物は、 その都度ではなくシーズンが終わってからの お手入れでも大丈夫だと思います。 お手入れをするタイミングは、 袷の着物 ・・・夏頃 盛夏の着物・・・秋頃 それぞれ、着用シーズンが終わったら すぐにお手入れされると良いでしょう。 ただし! 汗を多くかいた場合は要注意です。 汗のシミは皮脂などの油性のシミに比べ 変色しやすいのです。 例を挙げると、 真夏にぐっしょり汗をかいた白いシャツ。。。 洗うのを忘れて 洗濯かごの中に放っておいたままにすると、 たった数か月でも黄ばんでしまいます。 これは夏の着物のかけ衿部分です。 皮脂と汗が付いたまま何年も放っておいたら このように黄色く変色していました。 脇の汗だけではなく首の汗が衿に付いていたり
手で袖口を握っていて 汗が付いているケースもよく見られます。 汗を多くかいてしまった着物は、 シーズン終わりを待たずに 早めにしみ抜きに出されることをお勧めします。 単の着物は、6月と9月それぞれで 確認してみてください。) また食べこぼしやお酒など、 皮脂の汚れ以外のシミが付いている場合は できるだけ早めに専門店に相談してくださいね。 その2へ続く
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店主・こばやしそろりそろりと、着物を直しています。日々のあれやこれやを、綴ります。 月別
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