■虫干し 虫干しは、昔から衣類、書籍などに対して 行われている方法ですね。 お天気が何日か続いたあとの乾燥した日を えらんで、タンスやたとう紙から 着物を取り出して陰干しし、風を通します。 風を通すことで、着物にこもった湿気を 空気中に逃がしてあげます。 着物ハンガーでなくてもかまいません。 室外ではなく、室内の日が当たらない場所に 干してください。 虫干しのタイミングなのですが、以前は年に2回、 6~7月の梅雨明けの天気の良い日と 秋~冬の乾燥している時期に行うのが 望ましいと言われてきましたが、 最近の高気温・高湿度を考えると、夏前の虫干しは やらない方が良いかもしれません。 私は毎年、GWあたりと10月末あたりに 洋服の衣替えや布団の入れ替えを行うのですが、 その時に着物の虫干しも行っています。 虫干しは窓を開けて風を流すため、 一日中在宅の日を選ばないとならないのが ちょっと難点かも。。。 ~まとめ~ ●着物の枚数が多い人におすすめ ●室内に、着物を多く掛けるスペースが必要 ●好天で乾燥している日を待たなければならない ■エアコンのドライ エアコンのドライ機能を使って、 着物の湿気を取り除く方法です。 虫干しと同じ要領で着物を室内につるし、 エアコンのスイッチを入れるだけ。 お天気を選ばず、またタイマーなどを使い 留守中でも除湿が可能です。 扇風機を併用して着物に風を送ってあげると、 さらに時短で効果的に除湿ができます。 ~まとめ~ ●天気を選ばず、いつでもできる ●光熱費がかかる ■除湿機 私が色々試したなかで、最も効果的で おすすめしたいのが除湿機。 除湿だけでなく衣類乾燥モードや、 空気清浄機能なども付いており、 着物以外にもいろいろな用途で使えます。 着物を室内につるし、除湿機からでる風を 着物に向けます。 スイング機能を使って、着物にまんべんなく 風を通すとより効果的。 私は室内に着物を干すスペースが少ないので、 着物4~5枚ずつ除湿機に20分ほど当てるのを 繰り返しています。 枚数にもよりますが、 帯も含めて2~3時間ほどで作業が終わります。 試しに3時間、除湿機をかけてみると。。。 これだけ湿度が下がりました。 梅雨~真夏は、クローゼット付近で 除湿機をかけていますが、 一晩で2ℓほどの水が溜まることも! やはり除湿に特化しているだけあり、効果は凄い! ~まとめ~ ●天気を選ばず、いつでも除湿が効果的にできる ●除湿スピードが速い ●溜まった水を捨てるのがやや面倒かも ■ドライヤーの冷風 数枚だけ、簡単に湿気対策したい場合は ドライヤー。 着物をつるし、ドライヤーの冷風を 全体に当てます。 外側だけでなく、内側から風を当て、
また袖の振りからも風を入れると効果的。 ここで肝心なのは、「冷風」を当てること。 虫干しが自然に風を通すのに対し、 ドライヤーは人工的に風を流してあげます。 ~まとめ~ ●数枚を時短で簡単に除湿したいときに ●室内が乾燥している時に行う
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店主・こばやしそろりそろりと、着物を直しています。日々のあれやこれやを、綴ります。 月別
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