浴衣を洗う その①はこちら 浴衣を洗う その②はこちら ■糊付け、脱水 十分すすぎができたら、いったん水を抜きます。 浴衣を一度取り出し、きれいな水を浴衣がぎりぎりかぶるくらいまで溜めます。 カネヨノ―ル(化学糊)をいれ、よく溶かします。 量はお好みで。 パリッとした仕上がりが好きな人は、おちょこ4~5杯くらいでしょうか。 浴衣を再び桶に浸け、しっかり押して全体に水を通します。 洗濯ネットにたたんだまま入れ、1分ほど軽く脱水。 水がぽたぽた垂れていなければ大丈夫です。 むしろ、水の重みを利用して干すときれいに仕上がります。 ■干し きれいに早く乾かすのは、物干し竿やポールに袖を通して干すやり方です。 袖底と裾を下に引っ張り、形を整えて干します。 このひと手間で、仕上がりの形がきれいになります! 着物ハンガーや、洋服用のハンガーを使ってもだいじょうぶ。 その場合、できるだけ肩山、袖山をハンガーに合わせます。 裾を下に引っ張り、余計なシワをできるだけ伸ばしてください。 色落ちの心配がない浴衣は、袖だたみにしてポールに干すやり方でもかまいません。 重なった状態で干すので、乾くのに多少時間がかかりますが スペース節約にはなります。 乾いたら、折り目にそってピシッとたたみます。 ■ポイント ・浴衣は脱水まで、最初にたたんだ状態をキープしてください。
・紺地など色落ちが心配な浴衣は、テストをしてから洗いましょう。 ・食べこぼしなどのシミがある場合は、しみ抜きをしてから洗いましょう。 ・洗剤は少量で!すすぎ時間の短縮になります。 ・洗剤はしっかり水に溶かしてから、浴衣を浸けましょう。 ・汚れがひどいものは浸け置きしても良いですが、色落ちがないか必ず確認してください。
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店主・こばやしそろりそろりと、着物を直しています。日々のあれやこれやを、綴ります。 月別
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